鳥籠の中の黒鳥

小さな世界の小さな存在

羽織り

最期の朝

 

生暖かくて 静かな部屋

黄色と橙色の隙間のような陽光

枕元にゲーテの遺言

「季節」という名のプレイリストを流す

終わりを慈しむのも

今日で終わりにしたいな

ずっと何かに手を合わせているような

そんな気概で本当に優しくなどなれないし

強くもなれないことを知ってる

優しさを孕む強さが欲しいから

全てが終わった時

またここに帰ってきたいな

けれど今日は

長い長い一日になりますように

贖い

言葉に起こすことが

 

私をなぞる唯一のカタチだと

 

どうしようもなく

 

信じ縋っていて

 

ならば言葉と何処まで行けるか  

 

そういった希望の話です

 

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私は今、夢をみている

みている景色をいつか形にできたなら

感情がある自分を愛せるだろうか

 

 

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初めて耳に通った振動のことを

覚えていますか。

 

人の泣く声、笑う声。

 

私はあの日、

たった一人で

このまっさらな世界に

連れてこられました。

 

繋いでいた手が

どういった風に見えていたのか

私は覚えていませんが。

 

それがたとえ悪魔の手先だったとしても

ぎゅっと握り返さずにはいられなかったことを

今となっては赦す他ありません。

 

私は過去、今日に至るまで、

その悪魔にこの身のすべてを

支配され 横暴に振り回され 歪んだ愛を受け

ずっと苦しい想いをしてきました。

 

ですがそれら全てが、

その悪魔のせいだったのかは分かり兼ねます。

 

というのも、

私は私自身のことが好きではありません。

 

その化け物じみた自己嫌悪が

私を創った仕組みを「悪魔」だと解釈しているだけで

確かなことなど なにひとつ

 

本当になにひとつ

 

わからないのです。

 

きっとこの先もわからなくて。

 

けれども此、果てしなく長く感じられた

「透明な子ども」で在る時間も

残りが僅かであるということ。

 

清々するだとか 楽になるだとか

「解放される」だとかは特に思っていなくて。

(  思えていなくて (笑)  )

 

ただこの絶対に出られないと思っていた鳥籠も

実は鍵なんて一つも掛かっていなくて

外からみれば、ただの埃のかぶった

とりかご だったみたいで。

 

強ささえあれば

いつだって飛び出せるとりかごだった。

 

まぁこれも、絶望の波間に呆気が差して

祈り飽きた 幼稚な 妄想に過ぎないのかもしれないけど。

 

それでももうどうしようもなく、

強くなりたい。

 

何度 自分の弱さと対峙して

繰り返し 殴り合いの貶し合い

時に 甘い期待で釣り、釣られては

半端な意志の元で 絶望 を生み

溺れるだけの

変わらない  日常 

 

そんな自分に呆気が差しただけなのかもしれない。

 

それでもずっと変わりたかった自分だけを

今は信じて

あとは この答えのない問いと

一つ折り合いをつけたいと思います。

 

それが私を縛り、乏しくさせる呪いに

ならせない為に。

 

どうしたって私の目に映る

世界の色味は変わらないけれど。

 

どうしようもなく、強くなりたい

 

ただそれだけの為に。

 

 

私の想う 今の 答え を綴ります。

 

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結局のところ、

 

 

私は弱くて臆病だから

許すことも憎むこともできなくて

 

この鬱陶しいほどの自我に

私は一生悩まされるんだと思います

 

そして無論、好きになんてなれやしないことも

嫌という程、解りました

 

 

それでも

 

 

愛すること しかできないことを

 

 

何度も何度も

ぐちゃくちゃになって

 

解りました

 

それが答え

 

半ば諦め、だと思いますし、綺麗なものでも 

すっきりとしたものでもない です

 

でもこれが現実

いつだって私のそばにいた 答え です

 

 

私が生まれるに 至るまで

紡がれてきた 愛 を遍く

 

             赦していきたい

 

それが 希望

 

ただの 祈り で

 

これからの 命題 だと思います

 

 

さようなら  透明な私

 

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信じている過ちの繰り返し

 

この世に溢れる透明な悲しみに

ずっと 溺れていた

 

そこは生ぬるく

薄く冷やされた空気が漂っていて

何もしなければ 何も変わらず

時間だけが溶けていった

 

 

漂白される思考の中で

 

 

私は私を考えた

 

 

感情が一定を保ち

 

涙腺のない歪んだ顔をしかめて

 

 

私は私を殺した

 

 

時に流れた骸は再構築され

 

 

真っ白な朝がやってきた

 

 

私のこれから、は

 

 

 悪者などいない世界で

この手で悪を選ぶ

 

正しさなどない世界で

自分の信じる正しさを貫く

 

例えそれが『過ち』でも

 

引き返すことはできないのだから

 

 

私は花を捥ぐ

 

 

幕間

 

小さな頃から 誰かを応援することで

自分という存在価値を 保っていた

 

自己肯定感を味わっていた

 

私の目に映るのはいつだって他人だった

 

ただ私の応援していたものは

お金を使っていたものは

 

私と変わらないただ一人の人間であった

パッケージングされた動く遺体に過ぎなかった

 

アイドルに皮肉を言っているのではない

それでも私はアイドルが好きだし

「美しい」と思う  けど

 

私の見つめる愛がどこにもなかった  ということ

 

愛のような幸せの欠片を振り撒くアイドルは

一時の渇欲を満たしてくれる

 

でも私はもう自分の価値も肯定も

他人に任せることが怖くなってしまっただけ

 

本来 応援をする立場にいる人間は

ある程度の自己肯定感を持ち合わせているべき

 

そうでないと

好きな人を自分勝手に

加害者にしてしまうから

 

きっと私はまだ

 

彼ら彼女らを見つめる資格がない

 

 

でも結局、

「私の愛は幸せは 私の中だけにある」のなら。

 

 

何処にもない

 

愛も偶像かもしれないのに

 

信じられずにはいられない

 

 

待っててね   必ず、必ず見つけだす

私だけの愛へ


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中学生からずっと バスケをする夢を見る

何度パスを貰っても シュートを外す

 

入ったことは一度もない

 

嫌な記憶が 私を蔑んで離さない

今はただ歩き続けるしかないのだと

真っ青な空は 夏を呼んで

 

ただ一度だけ、最初で最後の 夏 がくる

 

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死にたかったよ

 

とても素敵な六月でした

破壊

心がどんな形をしているかなんて

見た目だけじゃ判断できなくて

 

その事実だけで

外側の魅力など たかが知れてるのに

今日も私は心が荒むほどに見た目を気にしてる

 

「触れたものを輝かせたい」

 

私の幼い頃からの夢に

見た目の美しさは絶対条件だった


ずっとこの思考に囚われて生きるくらいなら

 

私はこの身体を破壊したい

 

 

 

 

ずっとそう思ってた

 

 

 

 

でも放棄できなかったのは

 

 

この苦しみを数えきれない人が感じていたこと

 

 

私はそんな日々の中で  本当の美しさを

偶然が必然かの巡り合わせで

 

 

感じることができた

 

 

あの日 私に降り掛かった 希望

 

 

眩しすぎる世界の美しさが

粒子となって 光となって

 

瞳を埋めつくしていた

 

その光景は私が普段 心と対話するときの感覚で

 

これが現実に実際に 感じている人が居たことに

 

酷く感動した

 

半狂乱に陥り 過呼吸になる心臓は

今までの苦しみ

 

 

そして思う

 

 

私の感性はこんなにも美しかったんだ    と。

 

 

 

きっとわかられないからと無下にしてきた

私というフィルターを肯定されたあの日

 

 

私は私の美しさを

 

 

ほんの微粒子だけれど

 

 

感じ取ることができました

 

 

 

あぁこれは肉体の美醜を超えて

人の 心が 魂が

こんなにも 綺麗 だということを知った

 

 

温かく甘く愛おしい

 

 

幸せの欠けら

 

 

 

あぁどうでもいい

 

 

 

見た目なんて本当にどうでもよかった

 

 

 

 

けれど

 

 

 

私が救われたことで 

 

救われない人がいることも

 

 

救われない人がいることで

 

 

この世界が変わらないことも

 

 

私はそんな世界が

 

 

心底  「可哀想」  で  怒りさえ湧くほど

         「悲しい」  と思った

 

 

全てが目の前を通り過ぎ

 

悲鳴のような地響きが私を揺らしたとき

 

 

私は思いました

 

 

詭弁でも美辞麗句でもいい

 

 

 

「この世界を変えたい」

 

 

 

幸せとは何か を問う小説を

とうの昔に読んだことがあります

主人公が辿り着いたアンサーを

 

私は覚えていない

 

それほどに

私の心には響きませんでした

 

 

幸せとは 変容する

一人一人 色も形も 何もかも異なる

 

 

それは見えるものかもしれないし

見えないものかもしれない

 

 

そのたった一つの幸せを

他人と分かり合えない幸せを

 

 

そしてあなたの

世界一美しく綺麗な魂を 心を

 

 

まっすぐに信じ感じることができる世界を

 

 

私は創りたいと思いました

 

 

 

私が死んだ日のことを

昨日のことのように思い出します

 

いつかの私はもう亡くなって

 

生きるために

 

何度も

 

何度も

 

何度も

 

自らを喰らってきました

 

ただ どんなに辛くて苦しくて死にたくて

身体に傷を作り続けても

 

魂は揺蕩い笑っていました

 

人の魂とはとても強いものです

 

対して心がどんなに砕け散って

死んでしまっても

 

 

あなたの魂は生きています

 

 

まだ私ができること

具体的に何もわからない

 

世界なんて変えられないかもしれない

 

ただ私は

 

あの日の小さな私へ

 

 

微笑みかけられる私でありたい

 

 

 

出発点 

心淀

 

自分しかすり減っていないようなそんな日だった 

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ルッキズムを具現化したような価値観のアスカと

共に "かわいい" を煮詰めた場所へ行くという自殺行為に及んだ末に

自分のせいだけれど 自己肯定感の急降下と

くだらない容姿へのコンプレックスが増しました

 

因みにアスカ(友人)は クラス一いや学年一の美女を名乗れる程の 容姿端麗さ を持ち合わせているのですけれど

そんな器を抱えながら いつも何かに悩んでいて

強いフリして本当はとても弱い 男だったら間違いなく守りたくなるような素敵な女の子です

私はそんなアスカがずっと好きで

ずっと憧れていたけど

今日はその魅力が 猛毒と化していました

 

いつの日からか

外見だけで図られる世界に嫌気がさしてしまって

そんな世界から 必死に逃れようとしている

今の私には

ずっとカメラを構えて 隙さえあれば自撮りをして

可愛い人を見つけては 上から下へじっと視線を下げて推し量っていくような そんな目つきが 私は怖くて堪りませんでした

 

 

幼い頃から

人より優れた見た目をもって生まれたなら

そこばかり褒められるだろうし

自分の良さが 外見だけだと錯覚してしまうのも

故に 外見への過大価値を見出してしまうのも

とっても自然なことであって

アスカは悪くない

日々アスカ自身の視野の狭さに憂う程  私には余裕がありました

 

でも今日はアスカの可愛さだけじゃなく

サンリオピューロランドという

可愛いキャラクターがテーマのテーマパークにいて

四方八方 目と鼻と口のついた可愛いキャラクターに囲まれて プラスアルファ 可愛く着飾った人達ばかり

子供の声と 人の多さと きっと情報過多で

脳のキャパシティが限界だったのだと思います

 

 

今日撮られた写真のほとんどが

私の目に光はなく 今にも泣きそうな瞬間ばかり

捉えられていて 少し笑ってしまいました

 

 

サンリオさんへの幼い頃からの苦手意識は

多分  ぬいぐるみのようなキャラクター

目と鼻と口のついた静止物が苦手なんだと思います

ただそこに深い意味はなく 漠然とした

恐怖症のようなものなのかなと

今まで向き合う機会も 気づくような瞬間も無かったので 知れていい機会だったなと思います

 

そんな苦手な空間の中で繰り広げられる

可愛いの総攻撃に 私は無抵抗にフルボッコ

グッズは最初に勢いで買ったカチューシャのみ  

ピンクのカレーはしぬほど不味くて

辛うじて家への手土産を買い 

定番のオリジナルキーホルダーが作れる場所に

一時間ほど並んでも 何故か作れる気になれずに

隣で作るアスカを鑑賞して終了

タイムアップ   惨敗でした(笑)

 

 

帰り道にクレープ屋さんに寄って

疲れた脚を休ませながら

迷わずサラダ系のクレープを選び食べているアスカを見て 私も気分的に惣菜系のクレープを選んでみたけれど これは予想外に美味でした

しかし当たり前に物足りず 甘美も食した私の隣で

今日撮った写真を加工したり "盛れた"写真を繋いで

ティックトックに上げたいようで

スマホ画面に向かって 編集に励むアスカは

私にはこの世界の歪みのように見えてしまって

更にそれを誇っていてくれればいいのに

「ともだちが作ってくれた」と動画タイトルをつけて

SNSに投稿している姿が 本当に辛くて

 

自分しか好きじゃないのに

自分を下げて 生きていられるなんて

 

お前が何人の人間の心を殺してるかなんて

想像もしたことがないような綺麗な笑顔で

 

ただ殺したかった

 

怒りとかではなく  存在を消したかった

 

私なんか自分の顔と目を合わせるだけで耐えられないのに 誰かと遊んでいるときにテンションが下がる瞬間は いつだって写真を撮るときで

 

誰よりも醜く 劣等感に溺れた愚か者で 

自嘲の顔は 語らずとも歪んでいて

 

 

きっと世界の歪みはアスカじゃなく 私のほうで

可愛くないのも 私のほう

 

 

哀しいよ

 

 

私みたいな人間が生きていてさ(笑)

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アスカのいいところは外見だけじゃないよ って

会う度に伝えていて

恩着せがましいだとか 鬱陶しいだとか

思われたとしても

いつの日かアスカの中身を心から好いてくれる

素敵な人と幸せになってほしいから

まずアスカが自分の中身を愛せるように

私は度々お節介を妬いてしまうのです

 

だけど 本当に今日は

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自分しかすり減っていないようなそんな日だった

 

 

弔辞

おはよう世界

 

16歳最後の日

空はまた皮肉なくらいに晴れていて

根負けしそうな眩しさに 未だ体を起こせずにいます

 

もう15時なのにな

 

昨日リスナーに「誕生日配信したら?」と

提案されました

なんとも嬉しく なんとも複雑な気持ちに苛まれて

配信中黙って考え込んじゃったりして

 

結果一応「やります」と答えました

 

でも正直できるか分かりません

喋れなかったりヘラっても面白くないし

当日の状況次第です

 

明日も晴れるのかな

心と外のコントラストが酷く痛いです

 

久しぶりにブログというブログを書こうとすると

支離滅裂でまとまりがなく

使う言葉も在り来りになってしまいますね

 

日々感情はメモしているけれど

単調な日々の中で 外の世界のことなど一つも

知らない知りたくない私は

ワンパターンな絶望に 酔いしているのです

 

去年のブログを読んだけれど

痛々しかった(笑)

 

それ以上に必死に生きているんだなと思った

 

16の私は全てに疲れてしまって

無気力に でも気持ちだけは前にあって

バランスがおかしい

ずっと、ずっと苦しかったです

 

 

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この一年も変われなかった

自分を好きになれなかった

 

 

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出会いと別れ

インターネットでは別れの方が多かった

 

当たり前かもしれないけど

リスナーが冷めていく感覚が

他人事のように俯瞰で伝わってきちゃって

辛かった

 

いや自分の所為

自分が努力しなかったから悪いんだと

わかってる

 

少なからず出会ってくれたリスナーを

今年は一層大切にしよう

 

 

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振り返ってばかりいても

過去に飲み込まれて動けないから

 

振り返るのは控えようと思うのです

 

私は変わりたい

 

変わり続けたい

 

前向きになっていても

後ろ向きになる瞬間が絶対にある

 

その時に私は強い意志で

負けたくない

 

今だけは虚勢を張って

口だけでも強く言ってないと

簡単に自分の弱さに沈んでしまう

 

 

簡略的にまとめると

 

 

『負けた』

 

 

そんな歳でした

 

 

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ここは鳥籠だ と誰かが言った

 

鳥籠の中で何をしても

誰も彼も横目で通り過ぎ 存在を消されるだけ

 

そんな世界だ

 

一人一人 他人は他人と柵を作り

自分の境界を守っている

 

私はこの鳥籠で死んで逝く 惨めな黒い鳥

 

最期に誰かを救えたら

こんな酷い人生をも愛せるだろうか

 

 

愛したい 愛していたい

 

 

ただ一つ 

 

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親愛なるあなたへ